ちょっと仕事の合間に煙草を一服。私の憧れの姿である。
 しかし、残念ながら煙草呑みだけにはどうしてもなれなかった。あの臭いと煙が苦手なのだ。
 では、なぜ憧れるのかというと、煙草を取り巻くツールが全てかっこいいと思うからだろう。煙草のパッケージ・ライター・灰皿。シンプルな中に、ちょっとした遊び心のあるデザインのものが多い。CDをジャケ買いする感覚で、ついつい買い求めてしまう。灰皿はピアスを置いたり、アクセサリートレーとして我が家で活躍している。
 でもやはり、一番惹かれるのは愛煙家の姿だろう。ちょっと仕事に疲れて、一休み。喫煙所にはいつも顔なじみのメンバー。軽く会釈をしてから、煙草をくわえる。ちょっとしかめっ面になりながら、火をつけ、幸せそうに煙をはく。くつろいだ雰囲気とは裏腹に、ヤニで黄色くなった壁と、充満する煙。それでも愛煙家たちは今日も煙草を吸う。
 もちろん、吸いすぎは体によくないし、喫煙マナーの向上に努めていただきたいが、私は密かに、愛煙家を応援しているのである。
世にかっこいい愛煙家が増えますように。